12絵本 雪だるま4

絵本 雪だるま4

 朝が来ました。
 イヌが、小屋から出て言いました。
「天気が変わるぞ。左足がズキズキと痛むんだ」
 たしかに天気が変わりました。
 お日さまが、ギラギラとかがやき出したのです。
 雪は、みるみるうちにとけ始めました。
 雪だるまもだんだんとけていきました。
 それは、雪だるまにはどうすることもできないことでした。
 次の日の朝、イヌは雪だるまの立っていた所に、ストーブの火かき棒がころがっているのを見つけました。
「そうか。雪だるまの体は火かき棒がしんになっていたのか。それで、あんなにストーブのそばに行きたがっていたんだ」
 イヌはストーブの火かき棒にむかって、やさしく言いました。
「俺はね、あんたのことをわすれないよ」
 そのとき、屋敷の中から、春の歌を歌う子どもたちの明るい歌声が聞こえてきました。
おしまい
うう、やっぱり悲しい話でした。でも心に残りますね。
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